即位礼正殿の儀、無事に終わりましたね。店長の井伊谷です。

前夜に家族と話をしていたんです。
その時は、翌日の天気予報が雨天でした。
「そう言えば、皇室行事は雨が降った記憶があまりないけど、今回はどうなるんだろうね。」って言ったら。

「皇室行事は、多分、晴れるんじゃない。」と答えが返ってきました。
本当に晴れたので、やっぱり天照大神が関係してるのかぁとやけに納得。
神秘的ですね。


さて、話は変わりますが、
マンションにお住いの方、間仕切壁を撤去して、二つの部屋を繋げて大空間にしたいと思った事はありませんか?

現場によって既設の状況は様々ですが、間仕切壁解体後によくある注意点をお伝えしたいと思います。

分譲マンションの構造体は、殆どが鉄筋コンクリート造です。

中古マンションのリノベーションでは、住設機器・配管・配線などを全て徹去し、天井・壁・床は、コンクリートの構造体が見えるまで撤去する”スケルトン”と言われる状態にしてから、一般的にはプラスターボードなどの下地工事を行い仕上げてをしていきます。

今回は、部分リフォームの現場実例でご説明します。

こちらのお宅は、洋室と洋室の間にクローゼットが間仕切壁代わりに設置されていました。

クローゼットを撤去すると、壁にはプラスターボードなどの下地工事が施されておらず、構造体のコンクリートがむき出しに。

間仕切りのクローゼットと壁を解体中
隣の部屋が見えてきました
解体後の東面

解体後の西面

こちらのマンションは、新築時に大きな空間の中央へ先にクローゼットを配置して二つの部屋を作った後、その他の天井・壁・床のプラスターボードを貼り、仕上げにクロス仕上げを貼るという工程で施工されていました。

今回は、木材で高さ調整してプラスターボードを貼り、既存の他の壁(コンクリート)と下地の高さを合わせましたが、場合によっては左官工事でモルタルで下地を作る必要がある時もあります。
その場合は、費用と工事の日にちも増えます。

左右の下地の出と合うように、下地を施工した東面
同様に施工した、西面

天井は、コンクリートの躯体へ直にクロスが貼ってありましたが、クローゼットがあった部分は、そのままクロスが貼れる仕上げをしていなかったので、クロス職人さんにパテで補修してもらい微妙な凸凹は気にならなくなりました。

クローゼット跡の天井は、ザラザラのコンクリート。
このままクロスを貼ると下地のボコボコが出てしまいます。

そして、床。

マンションの2階以上の階のフローリングは、下階への防音配慮のために防音性のあるタイプが施工されています。

フローリングの裏側に音を吸収するためのスポンジのようなものが付いていて、専用のボンドで貼ってあります。

クローゼットの間仕切壁と埋め込みレールを撤去後には、そこだけ床仕上げがない状態になるため、やり方としては、部屋全体のフローリングを剥がして新たに貼り直すか、部分的に埋木補修するかどちらかをする必要があります。

今回は、クローゼットのあった部分にラグを敷いていただくことになったため、埋木補修でも隠れるからという事で補修にされました。

リフォームでは、解体前に施工経験を元に想定してお見積もりを作成することになります。

工事費用や工期に上限がなければ、新築時同様の納め方で施工すれば綺麗に納まりますが、実際は上限があるお宅が殆どです。

お客様の希望される条件の中で、どうやりくりするか。
そして、こういう不具合も想定できるので、その時はこういった施工に切り替えますと事前にお伝えできるかが大切になります。

最後にもう一つ。

仕上げクロスの選び方です。

お客様にサンプル帳を渡して、この中から選んでおいてくださいね。
で終わらせることはありません。

リフォームをされるのは、早くても築10年目くらい。平均すると築15年~20年目くらいです。

そうすると、新築時からの下地の劣化が進んでおり、さらに、クロスを剥がした瞬間にも下地が痛みます。

ですので、新築時には凹凸が少ない、薄い、無地というクロスが貼ってあってもまあまあ綺麗に仕上がるのですが、リフォームとなると同じものを貼って同じ仕上がりになるかというと、そうではありません。

そのあたりの説明がないと貼り上がってからトラブルになることもありますので注意が必要で、下地の不具合を想定したクロス選びも大切になります。

今回は特に、壁と天井に下地の部分補修をしているためなおさらですが、出来るだけ凹凸がある、厚みがある、単色出ないものをお勧めしながら、お客様と一緒に選んで決めています。

言いかえると、費用と工期はかかりますが、クロスの下地を一新する工事をすれば、上記のクロスの条件はそんなに気にしなくても良いということになります。

今回の現場も、厚みのあるクロスを選んでいただいたので、下地の不具合が気にならない程度に仕上がりました。

【完成】解体前は、窓と窓の間のクローゼットで部屋が間仕切られていました。

そして、壁一面だけをアクセントクロス(色や柄を他の面と変えること)に。

ソファを新たに購入されて、カバーが紺色でした。
ブルー系がお好きとのことで、最初はブルー系のクロスを検討されていましたが、気温の高い時期に選ぶとどうしても涼しげなカラーを選びたくなるのと、寝室なので寒々しいカラーは不向きであるため、ソファ自体ががアクセントになるような暖色系のクロスを再度選んでいただきました。

えんじ系〜紫系の落ち着いたカラーで、なかなかいい感じになったと思います。
完成をとっても楽しみにされていた、TAさまにも喜んでいただけました。

今後のご参考になれば幸いです。