なかなかブログの更新が出来ずの今日この頃。
皆さま、お元気でお過ごしですか?
新事業として始めた、家庭用高濃度炭酸。
飽き性のこの私が、この炭酸泉入浴をずっと続けているおかげで、免疫力が上がったためか、インフルエンザにかからず過ごしております。
それと、最近もう一つ健康維持のために始めたのが、「きくち体操」。
たまたま見ていたテレビで知って、ビビッときてから数ヶ月後にやっと本を入手。体型維持のためではなく、動ける体づくりのための体操で、いつでもどこでも、手軽に、ゆるーく続けられる、流行的な体操ではないところが気に入っています。
そして只今、新築の計画をさせていただいているKさま邸。
奥様から、「女性ならではの設計ですね。どうしてあんなことが考えられるの?」と、間取りプランを褒めていただきました。
私がご提案する設計・プランニングには、以下の3つの要素が絡み合って出来上がっているのだと思います。
世の中にはたくさんの設計士やアドバイザーがいますが、当社以外を否定するものではありませんので、そのようにお読みいただけますと嬉しいです。
1つ目は、長年のプランニング訓練。
幼少期から週末に入るハウスメーカーの折込チラシを引っ張り出しては間取りを眺め、自身や家族の快適な暮らしを妄想するのが好きな子供でした。
そして、NHKの「できるかな?」という工作番組も大好きでした。
ダンボール箱で、秘密基地みたいなのが出来上がると、ちょーワクワク。
そんな私も今では、大きな立体物である家造りの仕事をさせていただいています。快適な住まい思考という訓練を子供時代からやっていたことがベースになり、活かされていると思います。
2つ目は、家族構成による変化する生活環境体験。
祖父母と一緒に暮らしていましたので、私が考える設計には人の老いていく過程と住まいのあり方を実体験しているというのも大きく影響しています。
階段で2階に上がれなくなる、
手すりがないと歩けなくなる、
介助してもらわないとトイレや入浴ができなくなる。
介護してもらう人の気持ち、
介護する人の大変さもよく理解できます。
だから、年齢や性別に関係なく、家族みんなにやさしい住まいづくりを心がけるようにしています。
3つ目は、人間観察による問題点の気づき。
大人になってから気がつきましたが、私は「人」に興味があり、常に観察しています。
特に電車の中や飲食店などでは、気になる人をガン見です 笑
その人のプロフィールを勝手に作っちゃったりして。
その延長線上に行動観察があり、
何故その人はその行動をしたのか?
何故その人はその行動をしなかったのか?
その気づきによって、問題解決法を考える思考が育ったのだと思います。
Kさまの間取りや設備の配置は、他の方から見たら全然魅力的では無いと思います。
むしろ、何でこんなところにこんな物が?とか、
もっと、今どきのこれにしたらいいのに。とか、言われそうな感じになっています。
ですが、Kさまご家族の動き方を観察して、ヒアリングした結果、このお宅は流行の設計を追い求めると暮らしにくくなるという結論に至りました。
さらに最近では、ペット、犬の気持ち・猫の気持ち、飼い主さんの気持ちも実体験により理解できるようになりました。
以上のことから、
私は、特定の建築家や作品に憧れてこの世界に入ったのではありませんし、
リフォームブームだから何となくこの道を選んだのでもありません。
「人やペットの快適な住まいのあり方」という終わりのないテーマに魅了され、現在があるのだと思います。
仕事ですから、楽しいことばかりとは言いませんが、
好きなことを仕事としていられることや、それをさせてもらえる環境、
職人さんをはじめ協力してくれる人々、
何年先にも、お客様が笑顔でいていただける、
そういうことに恵まれて、
その経験が、次の提案に繋がっています。
現代は、
「何を買うか」ではなく、「誰から買うか」
という時代だと言われています。
建築士・リフォームアドバイザーに相談する前に、ご家族で話し合っていただきたいこと。
デザイン
使い勝手
費用
人柄・・・などなど
優先したい事柄と、相談されたい方の考えが共通していますか?
それがずれていると、時間の浪費、ストレスの発生に繋がります。
ぜひ、ご参考にしてください。
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人にも、ペットにもやさしい住まいづくりのお手伝い
井伊谷亜希子